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反感
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はんかん
ふりがな文庫
“
反感
(
はんかん
)” の例文
いや、この
老婆
(
らうば
)
に對すると云つては、
語弊
(
ごへい
)
があるかも知れない。寧、あらゆる惡に對する
反感
(
はんかん
)
が、一分毎に強さを増して來たのである。
羅生門
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
にくらしくても、
反感
(
はんかん
)
は抱いていても、人間には、強い
颯爽
(
さっそう
)
たるものを無条件に讃美し、敬慕する
傾向
(
けいこう
)
があります。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
私は大体秩序を
尊重
(
そんちょう
)
するたちだから、この手紙には強い
反感
(
はんかん
)
をもった。我慢力が無いと内心
憤
(
いきどお
)
った。それでも十五歳の
姉娘
(
あねむすめ
)
が心配し出した。行って見てくるという。
親は眺めて考えている
(新字新仮名)
/
金森徳次郎
(著)
糧
(
かて
)
に
乏
(
とぼ
)
しい村のこどもらが、
都会文明
(
とかいぶんめい
)
と
放恣
(
ほうし
)
な
階級
(
かいきゅう
)
とに
対
(
たい
)
するやむにやまれない
反感
(
はんかん
)
です。
『注文の多い料理店』新刊案内
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
……
友
(
とも
)
だちは、
反感
(
はんかん
)
と
輕侮
(
けいぶ
)
を
持
(
も
)
つ。
精々
(
せい/″\
)
同情
(
どうじやう
)
のあるのが
苦笑
(
くせう
)
する。と
云
(
い
)
つた
次第
(
しだい
)
だが……たゞ
俥
(
くるま
)
に
掛
(
か
)
けては
乘
(
の
)
り
方
(
かた
)
がうまい、と——
最
(
もつと
)
も
御容子
(
ごようす
)
ではない——
曳
(
ひ
)
いてる
車夫
(
わかいしゆ
)
に
讚
(
ほ
)
められた。
麻を刈る
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
▼ もっと見る
これは八五郎の手で召捕られて、間もなく處刑されましたが、『忠義酒屋』の加島屋は、忠義が人氣取の芝居とわかつて、江戸つ子の
反感
(
はんかん
)
を買ひ、惡評の中に見る/\沒落して行きました。
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
反
常用漢字
小3
部首:⼜
4画
感
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“反”で始まる語句
反
反古
反対
反駁
反身
反物
反故
反撥
反芻
反響