“卿(そもじ)” の例文
卿(そもじ)の目には安眠が、卿(そもじ)の胸には安心の宿るやう! あゝ、其の安眠とも安心ともなつて、君の美しい胸や目に宿りたいなア!…………
文章その他 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
ロミオ 捕(とら)はれうと、死罪(しざい)にならうと、恨(うらみ)はない、卿(そもじ)の望(のぞみ)とあれば。あの灰色(はひいろ)は朝(あさ)の眼(め)で無(な)いとも言(い)はう、ありゃ嫦娥(シンシヤ)の額(ひたひ)から照返(てりかへ)す白光(びゃくくわう)ぢゃ。
かう言つて聞かせただけだ——卿(そもじ)は思ひもかけぬ幸福(しあはせ)な身になれますぞ、そして邪魔だてをする惡人どもがどのやうによからぬことを企らまうとも必ず末は妹と背ぢや。
狂人日記 (旧字旧仮名) / ニコライ・ゴーゴリ(著)
卿(そもじ)の目には安眠が、卿(そもじ)の胸には安心の宿るやう! あゝ、其の安眠とも安心ともなつて、君の美しい胸や目に宿りたいなア! ……
文章その他 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ロミオ あゝ、彼等(かれら)十人(にん)、二十人(にん)の劍(けん)よりも、それ、その卿(そもじ)の眼(まなこ)にこそ人(ひと)を殺(ころ)す力(ちから)はあれ。唯(たゞ)もう可愛(かはゆ)い目(め)をして下(くだ)され、彼等(かれら)に憎(にく)まれうと何(なん)の厭(いと)はう。
ロミオ 眞實(しんじつ)、予(わし)の目(め)にも、卿(そもじ)の顏(かほ)が然(さ)う見(み)ゆる。憂悲愁(うきかなしみ)が互(たが)ひの血汐(ちしほ)を涸(か)らしたのぢゃ。おさらば、おさらば!
予(わし)は又いつまでも斯うして此処に立つてゐよう。卿(そもじ)にも忘れさせ、自分も此処の事の外は皆忘れて。
文章その他 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
予(わし)は又いつまでも斯うして此処に立つてゐよう。卿(そもじ)にも忘れさせ、自分も此処の事の外は皆忘れて。
文章その他 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
卿(そもじ)の小鳥になりたいなア!
文章その他 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)