トップ
>
勝敗
>
しょうはい
ふりがな文庫
“
勝敗
(
しょうはい
)” の例文
「
伊那丸
(
いなまる
)
と
徳川勢
(
とくがわぜい
)
との
勝敗
(
しょうはい
)
はどうなったな。かすかに、矢さけびは聞えてくるが、この
闇夜
(
やみよ
)
ゆえさらにいくさのもようが知れぬ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と述べたが、天国に行かずとも、同じ地球の表面においてすらも、時の移るとともに人の
勝敗
(
しょうはい
)
を定める標準が
追々
(
おいおい
)
違って来るかと思われる。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
双方
(
そうほう
)
とも
死力
(
しりょく
)
をつくして
戦
(
たたか
)
いましたから、
容易
(
ようい
)
に
勝敗
(
しょうはい
)
はつきませんでしたが、
多
(
おお
)
くの
犠牲
(
ぎせい
)
をはらって
最後
(
さいご
)
に、ふじの
花
(
はな
)
咲
(
さ
)
く
国
(
くに
)
は
勝
(
か
)
ったのでした。
ひすいを愛された妃
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その一点で、
勝敗
(
しょうはい
)
がきまるのだ。
R
(
アール
)
クラブの
選手
(
せんしゅ
)
たちの顔は、急に明るくなった。
郡内
(
ぐんない
)
少年
野球
(
やきゅう
)
の
選手権大会
(
せんしゅけんたいかい
)
の、出場チームになることができるかもしれない。
星野くんの二塁打
(新字新仮名)
/
吉田甲子太郎
(著)
この下等な教師と金のある紳士が衝突すれば
勝敗
(
しょうはい
)
は誰が眼にも
明
(
あきら
)
かである。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
と富士男は
微笑
(
びしょう
)
した。そうしてはるかの棒を見やった。かれはもとより
勝敗
(
しょうはい
)
に興味をもたなかった、負けたところでさまでの恥でもないし、勝ったところでほこるにたらず、こう思っている。
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
どうかそうありたいものだ、
勝敗
(
しょうはい
)
はいくさの
常
(
つね
)
、小太郎山が
敵方
(
てきがた
)
の手に落ちたのもぜひないことと
伊那丸
(
いなまる
)
さまもあきらめておいで
遊
(
あそ
)
ばす。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この点に意を留めたなら世間でかれこれいう
勝敗
(
しょうはい
)
などのために心を動かすことなく、勝っても笑わず、負けても泣かず、勝利のために誇らず、
敗北
(
はいぼく
)
のために
歎
(
なげ
)
かず、心つねに平々
坦々
(
たんたん
)
として
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
「
遠駆
(
とおが
)
けの一
番
(
ばん
)
試合
(
じあい
)
で、
勝敗
(
しょうはい
)
を
決
(
き
)
めることは
当方
(
とうほう
)
で、
望
(
のぞ
)
むところ、たしかに
承知
(
しょうち
)
した。さらば、すぐそちらでもおしたくを」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“勝敗”の意味
《名詞》
勝 敗(しょうはい)
勝ちと負け。勝負。
(出典:Wiktionary)
勝
常用漢字
小3
部首:⼒
12画
敗
常用漢字
小4
部首:⽁
11画
“勝”で始まる語句
勝
勝手
勝負
勝鬨
勝利
勝軍
勝頼
勝重
勝手口
勝手元