使賃つかひちん)” の例文
ところ西洋あちらでは遣物つかひものを持つてつた者に、使賃つかひちんといつて名をけるわけではないが、どるの二ツぐらゐれるさうでございます。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
しかるに作者先生さくしやせんせい、物にかん先生でございまして、茫然ぼんやりとしてりますから使賃つかひちんをやらない。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
これで先生も使賃つかひちんをやる事をおぼえ、また小僧こぞうさんも行儀ぎやうぎなほつたといふお話で、誠に西洋あちら小僧こぞうさんは狡猾かうくわつ怜悧りこうところがありますが、日本こちら小僧こぞうさんはごく穏当をんたうなもので。
西洋の丁稚 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
定吉さだきちや。定「へえお呼びなさいましたか。主「の手紙を矢部やべところつてまゐれ、たゞいてればいんだよ返事はらないから、さア使賃つかひちん牡丹餅ぼたもちらう。小「ありがたうぞんじます。 ...
日本の小僧 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)