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住宅
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すまい
ふりがな文庫
“
住宅
(
すまい
)” の例文
土地の大地主で、
数多
(
たくさん
)
の借家を持ち、それで、
住宅
(
すまい
)
の
向前
(
むこう
)
に酒や醤油の店を持っている広栄の家は、
鮫洲
(
さめず
)
の
大尽
(
だいじん
)
として通っていた。
春心
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
そして
間
(
ま
)
もなく、
私
(
わたくし
)
の
住宅
(
すまい
)
として、
海
(
うみ
)
から二三
丁
(
ちょう
)
引込
(
ひっこ
)
んだ、
小高
(
こだか
)
い
丘
(
おか
)
に、
土塀
(
どべい
)
をめぐらした、ささやかな
隠宅
(
いんたく
)
を
建
(
た
)
ててくださいました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「桜井先生や、広岡先生には、せめて御
住宅
(
すまい
)
ぐらいを造って上げたいのが、私共の希望なんですけれど……町のために御苦労願って……」
岩石の間
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「いいえ。御主人は別の
家
(
うち
)
よ。玉の井館ッて云う
寄席
(
よせ
)
があるでしょう。その裏に
住宅
(
すまい
)
があるのよ。毎晩十二時になると帳面を見にくるわ。」
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それから二月
経過
(
たつ
)
と磯吉はお源と
同年輩
(
おなじとしごろ
)
の女を女房に持って、渋谷村に住んでいたが、
矢張
(
やはり
)
豚小屋同然の
住宅
(
すまい
)
であった。
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
▼ もっと見る
鮨町を細川越中の下屋敷へ抜けようとする一廓が神田代地、そこにいかにも富限者らしい
造作
(
つくり
)
があって近所の人は一口に
因業御殿
(
いんごうごてん
)
と呼んでいるが、これこそ因業家主が通名の大家久兵衛が
住宅
(
すまい
)
。
釘抜藤吉捕物覚書:05 お茶漬音頭
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
そのほかに家老小林の
住宅
(
すまい
)
は、別に一軒建ちになっておりました
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
二階建、
格子戸
(
こうしど
)
、見たところは
小官吏
(
こやくにん
)
の
住宅
(
すまい
)
らしく。
女姓名
(
おんななまえ
)
だけに金貸でも
為
(
し
)
そうに見える。一度は引返えして手紙で言おうかとも思ったが、何しろ一大事と、自分は思切って格子戸を
潜
(
くぐ
)
った。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「
住宅
(
すまい
)
の方から、お昼と夜の十二時に持って来てくれるのよ。」
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“住宅”の解説
住宅(じゅうたく、en: house, あるいはresidence)は、人の居住を用途とする建築物。「住居」とも言う。
(出典:Wikipedia)
住
常用漢字
小3
部首:⼈
7画
宅
常用漢字
小6
部首:⼧
6画
“住”で始まる語句
住居
住
住家
住吉
住持
住所
住人
住職
住処
住民