トップ
>
三国志
>
さんごくし
ふりがな文庫
“
三国志
(
さんごくし
)” の例文
長屋門
(
ながやもん
)
を
這入
(
はい
)
ると
鼠色
(
ねずみいろ
)
の
騾馬
(
らば
)
が木の株に
繋
(
つな
)
いである。余はこの騾馬を見るや否や、
三国志
(
さんごくし
)
を思い出した。何だか
玄徳
(
げんとく
)
の乗った馬に似ている。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
すなわち、「
真田三代記
(
さなださんだいき
)
」、「
漢楚軍談
(
かんそぐんだん
)
」、「
三国志
(
さんごくし
)
」といったような人間味の希薄なものを読みふけったのであった。
科学と文学
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
そして学校では実物を完全に離れた文字だけの理科を
教
(
おそわ
)
り、家へ帰っては『
三国志
(
さんごくし
)
』と『
西遊記
(
さいゆうき
)
』とに
凝
(
こ
)
っていた。
簪を挿した蛇
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
また普通の凧の絵は、達磨、
月浪
(
つきなみ
)
、
童子格子
(
どうじごうし
)
、日の出に鶴、
雲龍
(
うんりゅう
)
、
玉取龍
(
たまとりりゅう
)
、
鯉
(
こい
)
の
滝上
(
たきのぼ
)
り、
山姥
(
やまんば
)
に金太郎、
或
(
ある
)
いは『
三国志
(
さんごくし
)
』や『
水滸伝
(
すいこでん
)
』の人物などのものがある。
凧の話
(新字新仮名)
/
淡島寒月
(著)
高い窓から光線が横に
這入
(
はい
)
って来るのは仕方がないが、その窓に
嵌
(
は
)
めてある
障子
(
しょうじ
)
は、
北斎
(
ほくさい
)
の
画
(
か
)
いた絵入の
三国志
(
さんごくし
)
に出てくるような
唐
(
から
)
めいたものである。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
「
漢楚軍談
(
かんそぐんだん
)
」「
三国志
(
さんごくし
)
」「
真田三代記
(
さなださんだいき
)
」の愛読者であったところの明治二十年ごろの
田舎
(
いなか
)
の子供にこのライネケフックスのおとぎ話はけだし天啓の稲妻であった。
読書の今昔
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
三国志
(
さんごくし
)
などを引っぱり出し、おなじみの
信乃
(
しの
)
や
道節
(
どうせつ
)
、
孔明
(
こうめい
)
や
関羽
(
かんう
)
に親しむ。
竜舌蘭
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
穂の短かい
柄
(
え
)
の
先
(
さき
)
に毛の下がった
三国志
(
さんごくし
)
にでも出そうな槍をもつ。そのビーフ・イーターの一人が余の
後
(
うし
)
ろに止まった。彼はあまり
背
(
せ
)
の高くない、
肥
(
ふと
)
り
肉
(
じし
)
の
白髯
(
しろひげ
)
の多いビーフ・イーターであった。
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“三国志”の解説
三国志(さんごくし、三國志)は、中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代(180年頃 - 280年頃)の約100年に亘る興亡史であり、蜀・魏・呉の三国が争覇した三国時代の歴史を述べた歴史書でもある。著者は西晋の陳寿(233年 - 297年)(詳しくは『三国志 (歴史書)』を参照)。
(出典:Wikipedia)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“三国”で始まる語句
三国
三国嶺
三国山
三国峠
三国屋
三国公
三国岳
三国港
三国山脈
三国海道