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一羽
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いちわ
ふりがな文庫
“
一羽
(
いちわ
)” の例文
一言
(
ひとこと
)
も物を言いませんでした。画家は
口笛
(
くちぶえ
)
を吹きました。ナイチンゲールが歌いはじめました。
一羽
(
いちわ
)
また一羽と、だんだん高く。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
元気な
雀
(
すずめ
)
が
一羽
(
いちわ
)
、少し先の、半ば割れた
赤煉瓦
(
あかれんが
)
の上に止って、絶えず全身をくるくる回し、
尾
(
お
)
をひろげて、
癇
(
かん
)
にさわる鳴き声を立てていた。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
処
(
ところ
)
へ、
遙
(
はるか
)
に
虚空
(
こくう
)
から
大鳶
(
おほとび
)
が
一羽
(
いちわ
)
、矢のやうに
下
(
おろ
)
いて来て、すかりと
大蛇
(
おおへび
)
を
引抓
(
ひきつか
)
んで飛ばうとすると、
這奴
(
しゃつ
)
も
地所持
(
じしょもち
)
、
一廉
(
いっかど
)
のぬしと見えて、やゝ、其の手は
食
(
く
)
はぬ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
僅か二三間先きに、
枯葦
(
かれあし
)
の茂みを抜いて立っている
杙
(
くい
)
があって、それに鴉が
一羽
(
いちわ
)
止まっている。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
一羽
(
いちわ
)
の
雁
(
かり
)
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
さて、その枝に、
一羽
(
いちわ
)
のナイチンゲールが住んでいました。その歌声は、ほんとうにすばらしいものでした。
ナイチンゲール
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
岡田はこの時又新しい事実を発見した。それは鳥が
一羽
(
いちわ
)
ではないと云う事である。羽ばたきをして逃げ廻っている鳥の外に、同じ羽色の鳥が今一羽もう蛇に
銜
(
くわ
)
えられている。
雁
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
わたしが
坐
(
すわ
)
っていると、頭の上の、すっかり暗くなった
茂
(
しげ
)
みの中で、小鳥が
一羽
(
いちわ
)
しきりにかさこそいわせていた。灰色の
小猫
(
こねこ
)
が、背中をまっすぐ
伸
(
の
)
ばして、そっと庭へ
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
んだ。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
一羽
(
いちわ
)
でとぶか、と
袖
(
そで
)
をしめ、
襟
(
えり
)
を合わせた。
栃の実
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
見ると、めんどりが
一羽
(
いちわ
)
、十一羽のひなどりたちといっしょに
寝
(
ね
)
ていました。ところが、そのまわりを、ひとりのきれいな女の子が、はねまわっているのです。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
出が王様の城だから、姫君の
鸚鵡
(
おうむ
)
が
一羽
(
いちわ
)
。
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
ポルトガルから、
一羽
(
いちわ
)
のアヒルがやってきました。もっとも、スペインからきたんだ、という人もありましたがね。でも、そんなことは、どっちでもいいのです。
アヒルの庭で
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
けれども、その雲よりもずっとずっと速く、ハクチョウの一むれが、長い白いベールのように、
一羽
(
いちわ
)
、また一羽と、波の上を、今しずもうとしているお日さまのほうにむかって飛んでいきました。
人魚の姫
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
その中の
一羽
(
いちわ
)
は
翼
(
つばさ
)
の力がおとろえて、だんだん下へ
沈
(
しず
)
んで行きました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「おそろしい話なのよ!」と、
一羽
(
いちわ
)
のメンドリが言いました。
ほんとにそのとおり!
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
羽
常用漢字
小2
部首:⽻
6画
“一羽”で始まる語句
一羽斎
一羽流
一羽雁