“いちわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一羽75.0%
一把18.8%
一和6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
元気なすずめ一羽いちわ、少し先の、半ば割れた赤煉瓦あかれんがの上に止って、絶えず全身をくるくる回し、をひろげて、かんにさわる鳴き声を立てていた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
芸妓おんなたちは、右手にも左手にも、生姜しょうがを持たせられた。斧四郎も一把いちわ持って、肩にのせたり、振り廻したりした。お菊ちゃんだけは、どうしても持たなかった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呑まれなよ軒の蛇腹じゃばらに蛙また 一和いちわ
古池の句の弁 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)