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一年
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あるとし
ふりがな文庫
“
一年
(
あるとし
)” の例文
一年
(
あるとし
)
、
此
(
こ
)
の
地
(
ち
)
を
巡廻
(
じゆんくわい
)
した
事
(
こと
)
が
有
(
あ
)
ります。
私
(
わたくし
)
が
七才
(
なゝつ
)
の
時
(
とき
)
です。
未
(
ま
)
だ
其
(
そ
)
の
頃
(
ころ
)
は、
今
(
いま
)
の
温泉
(
をんせん
)
は
無
(
な
)
かつたやうですね。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一年
(
あるとし
)
、激しい旱魃のあつた眞夏、女優村井紫玉を主とした新劇團が、北陸の都で興行して、人氣を博した時の事である。美しい女優は人目を避けて市中の見物に出た。
貝殻追放:017 泉鏡花先生と里見弴さん
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
隣の
金
(
かね
)
さんが苗をくれた
南瓜
(
とうなす
)
の成長を見に来たついでに、
斯様
(
こん
)
な話をした。金さんの家に、もと非常によく
実
(
な
)
る
葡萄
(
ぶどう
)
があった。
一年
(
あるとし
)
家の新ちゃんが葡萄をちぎると
棚
(
たな
)
から落ち、大分の怪我をした。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
一年
(
あるとし
)
先生
(
せんせい
)
は
名古屋
(
なごや
)
へ
遊
(
あそ
)
んで、
夫人
(
ふじん
)
とは、この
杉野氏
(
すぎのし
)
を
通
(
つう
)
じて、
知
(
し
)
り
合
(
あひ
)
に
成
(
な
)
んなすつたので。……お
前
(
まへ
)
たち。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一年
(
あるとし
)
夏の
半
(
なかば
)
、
驟雨後
(
ゆふだちあと
)
の月影
冴
(
さや
)
かに
照
(
てら
)
して、
北向
(
きたむき
)
の庭なる竹藪に
名残
(
なごり
)
の
雫
(
しづく
)
、
白玉
(
しらたま
)
のそよ吹く風に
溢
(
こぼ
)
るゝ
風情
(
ふぜい
)
、またあるまじき
観
(
ながめ
)
なりければ、旗野は村に酌を取らして、
夜更
(
よふく
)
るを覚えざりき。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“一年”の意味
《名詞》
一年(いちねん)
ある時期から数えて、365日または366日、12か月に相当する期間。
ある年の1月1日から12月31日までの期間。
学校の一年生。
(出典:Wiktionary)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
年
常用漢字
小1
部首:⼲
6画
“一年”で始まる語句
一年中
一年半
一年許
一年有半