“ろめい”の漢字の書き方と例文
語句割合
露命100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おくるや可惜あたら若木わかきはなにおくれてぬべきやまひいえたるものゝわづ手内職てないしよく五錢ごせん六錢ろくせん露命ろめいをつなぐすべはあらじをあやしのことよとたづねるに澆季げうきとはくものゝなほ陰徳者いんとくしやなきならで此薄命このはくめい
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
ビフテキが燒いてある?………ほ、それは結構けつこうだね。お前はも強壯な筈だから、ウンと堪能たんのうするさ。俺は殘念ながら、知ツての通り、半熟はんじゆくの卵と牛乳で辛而やつと露命ろめいつないでゐる弱虫だ。
青い顔 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
厄難やくなんさうあるによりよくつゝしめとの事故どういたしたならのがるゝ事やと御聞おきゝ申たれば前世の因縁いんえんより此世に於て災難さいなんあふなれば遁るゝ事はなり難し然ども命にはつゝがないとのおほせなりしが今日まではまづ露命ろめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)