“露命”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ろめい85.7%
いのち14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さようなら左門先生! あなたののこした足跡そくせきによって、少年連盟は、二年の露命ろめいをつなぐことができました」
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
事実は、彼らの露命ろめいをつなぐ食糧、すなわち、昆虫がいなくなるからであって、つばめにしてみれば、食を得るための移動なのである。南へ行かねば彼らのくらしがたたない。
鰻の話 (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)
毎日此処これへ参りましては人様のお袖へ縋っていさゝかの御合力ごごうりょくを受けまして親子の者が露命いのちつないで居る者でございます、けれ共今晩斯様かように風が吹きますので薩張さっぱり人通りがございませんから
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)