“れいち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
霊地45.5%
礼知9.1%
霊所9.1%
霊智9.1%
霊池9.1%
靈地9.1%
靈智9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この霊地れいちへきて、奇怪なまねをするにっくいやつ、ことによったら、南蛮寺なんばんじにいるキリシタンのともがらかもしれぬ。いずれにせよ、ぶッぱなして諸人しょにんへの見せしめとしてくれる」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
見るべし、以後の仁と義と、礼知れいちふう
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やめろっ、やめろっ、喧嘩はやめいっ。——この縄内なわうちからみな外へ出ろ。出ないやつはみなごろしにいたすぞ。この霊所れいちを守る建碑の奉行、佐々介三郎が承知せぬぞっ」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あたえられたる外物ものにより、またあたえられたるこの肉体の経験を通して、霊智れいちにまですすみゆくべき消息が、このようにして人間生活のあらゆる断面に現われているのは至妙ふしぎである。
たましいの教育 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
霊池れいち県、洛帯らくたい村に郭二かくじという村民がある。彼がかつてこんな話をした。
阿蘇あそ靈地れいちからはたまみつたともいひ、また性空上人しようくうしようにん霧島きりしま頂上ちようじよう參籠さんろうして神體しんたい見屆みとゞけたといふ。それによれば周圍しゆうい三丈さんじようなが十餘丈じゆうよじようつの枯木こぼくごとく、日月にちげつごと大蛇おろちなりきと。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
わが日本民族にほんみんぞく靈智れいち靈能れいのうつてゐる。炳乎へいこたる獨特どくとく文化ぶんくわいうしてゐる。もとより拓拔氏たくばつし印度人いんどじんやトルコじんではない。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)