“もろは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:モロハ
語句割合
両刃25.9%
双刃18.5%
諸葉14.8%
兩刄7.4%
諸羽7.4%
雙刄3.7%
両葉3.7%
兩羽3.7%
双葉3.7%
諸刃3.7%
諸翼3.7%
雙葉3.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けれどもKは、そのことを見抜いたと信じたばかりでなく、モンターク嬢がひとつの巧妙な、確かに両刃もろはとも言うべき手段を選んだことを、見抜いた。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
平生同氏が机上にて使用していた鋭利な英国製双刃もろはの紙切ナイフを以て、真正面より心臓部を刺貫され絶命している事が、今朝十時頃に到って発見された。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
いち早く諸葉もろはふるひし梅が枝に雀がとまり雨のコスモス
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
アカイア軍勢一團となりて利劍を、兩刄もろはある
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
手品師や輕業師の使ふ、雙刄もろはの刀——あの宙に投げてお手玉に取つたり、ゆかの上に突つ立てたり、見物の前で呑んで見せたりする、物凄い刀だつたのです。
半月に一人、一と月に一人、雙刄もろはの刀で背後から、突殺された死體が、引續きこの界隈で發見されたのです。
片葉蘆かたはのあし 按ずるにすべて難波は川々多し淀川其中の首たり其岸に蘆生繁おいしげり両葉もろはに出たるも水の流れ早きにより随ふてみな片葉かたはの如く昼夜たへず動く終に其性を
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
兩羽もろは鋭どくあまがける
天地有情 (旧字旧仮名) / 土井晩翠(著)
から双葉もろは晶玉しやうぎよく
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
半七は身支度をして、亀吉と一緒に出てゆくと、師走二十九日のあかつきの風は、諸刃もろはの大きいつるぎぎ倒そうとするように吹き払って来た。ふたりは眼口めくちをふさいで転げるようにあるいた。
半七捕物帳:17 三河万歳 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
鼻のたかいのが、……段の上からと、廊下からと、二ヶ処の電燈のせいか、その怪しい影を、やっぱり諸翼もろはのごとく、両方の壁に映しながら、ふらりと来て、朦朧もうろうと映ったが、近づくと
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
いつしか夏も夕影ゆふかげの、葉風すゞしき庭面にはおもにかろく、浮きたるそのすがた。黒地くろぢまだらしろかねの、雙葉もろはを風にうちまかせ花あるかたをたづね顏。
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)