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むそじ
ふりがな文庫
“むそじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
六十路
80.0%
六十
20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六十路
(逆引き)
それが当年
六十路
(
むそじ
)
あまりのおばアさんとは、
反目
(
はんもく
)
嫉視
(
しっし
)
氷炭
(
ひょうたん
)
相容
(
あいい
)
れない。何ということ無しにうつらうつらと面白く無い日を送って、そして名の知れない重い枕に
就
(
つ
)
いた。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
もう
六十路
(
むそじ
)
を越したらしい、
鬢
(
びん
)
が薄れて、目の下や、
頬
(
ほお
)
が
弛
(
ゆる
)
んだ、えびす顔の老人、福々と、
市楽柄
(
いちらくがら
)
の着つけ、うす鼠の
縮緬
(
ちりめん
)
の襟巻を巻いた、いかにも大商人と思われる男だ。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
むそじ(六十路)の例文をもっと
(8作品)
見る
六十
(逆引き)
町の
西端
(
にしはずれ
)
に寺ありてゆうべゆうべの鐘はここより響けど、鐘
撞
(
つ
)
く男は
六十
(
むそじ
)
を幾つか越えし
翁
(
おきな
)
なれば力足らず
絶
(
た
)
えだえの
音
(
ね
)
は町の
一端
(
はし
)
より
一端
(
はし
)
へと、おぼつかなく漂うのみ
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
と
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
濠端
(
ほりばた
)
へ
駆
(
かけ
)
つけたは、もつぺと
称
(
とな
)
へる
裁着
(
たつゝけ
)
やうの
股引
(
もゝひき
)
を
穿
(
は
)
いた
六十
(
むそじ
)
余
(
あま
)
りの
背高
(
せたか
)
い
老爺
(
おやぢ
)
で、
腰
(
こし
)
から
下
(
した
)
は、
身躰
(
からだ
)
が
二
(
ふた
)
つあるかと
思
(
おも
)
ふ、
大
(
おほき
)
な
麻袋
(
あさぶくろ
)
を
提
(
さ
)
げたのを、
脚
(
あし
)
と
一所
(
いつしよ
)
に
飛
(
と
)
ばして
来
(
き
)
て
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
むそじ(六十)の例文をもっと
(2作品)
見る
“むそじ”の意味
《名詞》
むそじ【六十路/六十歳/六十 まれに 還暦、耳順、杖者、華甲、本掛還り】
60歳
(出典:Wiktionary)
検索の候補
むそ
ろくじふ
ろくとう
むそぢ