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六十
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むそじ
ふりがな文庫
“
六十
(
むそじ
)” の例文
町の
西端
(
にしはずれ
)
に寺ありてゆうべゆうべの鐘はここより響けど、鐘
撞
(
つ
)
く男は
六十
(
むそじ
)
を幾つか越えし
翁
(
おきな
)
なれば力足らず
絶
(
た
)
えだえの
音
(
ね
)
は町の
一端
(
はし
)
より
一端
(
はし
)
へと、おぼつかなく漂うのみ
わかれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
と
此
(
こ
)
の
時
(
とき
)
濠端
(
ほりばた
)
へ
駆
(
かけ
)
つけたは、もつぺと
称
(
とな
)
へる
裁着
(
たつゝけ
)
やうの
股引
(
もゝひき
)
を
穿
(
は
)
いた
六十
(
むそじ
)
余
(
あま
)
りの
背高
(
せたか
)
い
老爺
(
おやぢ
)
で、
腰
(
こし
)
から
下
(
した
)
は、
身躰
(
からだ
)
が
二
(
ふた
)
つあるかと
思
(
おも
)
ふ、
大
(
おほき
)
な
麻袋
(
あさぶくろ
)
を
提
(
さ
)
げたのを、
脚
(
あし
)
と
一所
(
いつしよ
)
に
飛
(
と
)
ばして
来
(
き
)
て
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
“六十”で始まる語句
六十路
六十梃
六十谷
六十劫
六十歳
六十九疊
六十五名
六十余州
六十六尺
六十四歳