“みをは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見終40.0%
看畢20.0%
見了20.0%
視畢20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附屬ふぞく致され後年御世に出しまゐらすべしとの遺言ゆゐごんなれば天忠御養育ごやういくなし參らせし處其後天忠美濃國みのゝくに谷汲郷たにぐみがう長洞村ながほらむら常樂院へ轉住てんぢうせしに付御同道申あげ同院どうゐんにて御成長に御座候と書認めたり伊豆殿見終みをはり玉ひ御書面にて先御誕生後ごたんじやうご御成長迄は分りたれどもいま如何いかなる御腹おんはらに御出生ありしや不分明ふぶんめいなり此儀は如何にととはれたり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その頃おん身の我を抱き給ひしこと、我が爲めに畫かきて賜はりしことをば、まだ忘れ侍らず。われ。おん身の其畫を看畢みをはりて、り棄て給ひしをも、われは忘れず。姫。そを憎しとおもひ給ひしや。
既にその顔を見了みをはれば、何ばかりのたのしみのあらぬ家庭は、彼をして火無き煖炉ストオブかたはらをらしむるなり。彼の凍えてでざること無し。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
ひやしてふるひ居たり此とき原田は三間町の虎松に向ひ其脇差わきざしの林藏より買取かひとりしに相違なきやと有に虎松ハイおほせの通りみぎ林藏の手よりかひ取しに相違御座りません原田これや林藏いま虎松が申す通り相違なきして其脇差は何方どこからかひ取た眞直まつすぐに申立よいつはると汝ぢがために成ぬぞとおどされ林藏はおそる/\手に取上て能々よく/\視畢みをはり成程此脇差は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)