視畢みをは)” の例文
ひやしてふるひ居たり此とき原田は三間町の虎松に向ひ其脇差わきざしの林藏より買取かひとりしに相違なきやと有に虎松ハイおほせの通りみぎ林藏の手よりかひ取しに相違御座りません原田これや林藏いま虎松が申す通り相違なきして其脇差は何方どこからかひ取た眞直まつすぐに申立よいつはると汝ぢがために成ぬぞとおどされ林藏はおそる/\手に取上て能々よく/\視畢みをはり成程此脇差は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)