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まび
ふりがな文庫
“まび”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
マビ
語句
割合
魔火
27.3%
間引
27.3%
魔日
27.3%
塗
9.1%
間曳
9.1%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
魔火
(逆引き)
まったく、吉水でも、その法敵でも、夢想もしていなかった社会の裏面から、それは燃えひろがった
魔火
(
まび
)
であった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まび(魔火)の例文をもっと
(3作品)
見る
間引
(逆引き)
高原を拓いて、
間引
(
まび
)
いた疎らな
木原
(
こはら
)
の上には、もう沢山の羽虫が出て、のぼつたり
降
(
さが
)
つたりして居る。たつた一羽の鶯が、よほど前から一処を移らずに、鳴き続けてゐるのだ。
死者の書:――初稿版――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
まび(間引)の例文をもっと
(3作品)
見る
魔日
(逆引き)
そして暫くすると、アア、今日は何という
魔日
(
まび
)
だろう。又しても、湯殿と
覚
(
おぼ
)
しき方角から、けたたましい悲鳴が聞えて来た。今度はゴリラ
奴
(
め
)
湯殿に待伏せしていたのかしら。
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
まび(魔日)の例文をもっと
(3作品)
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▼ すべて表示
塗
(逆引き)
絶間無き騒動の
中
(
うち
)
に
狼藉
(
ろうぜき
)
として
戯
(
たはむ
)
れ遊ぶ
為体
(
ていたらく
)
は
三綱五常
(
さんこうごじよう
)
も
糸瓜
(
へちま
)
の皮と地に
塗
(
まび
)
れて、
唯
(
ただ
)
これ
修羅道
(
しゆらどう
)
を
打覆
(
ぶつくりかへ
)
したるばかりなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
宮は見るより驚く
遑
(
いとま
)
もあらず、
諸共
(
もろとも
)
に砂に
塗
(
まび
)
れて
掻抱
(
かきいだ
)
けば、閉ぢたる
眼
(
まなこ
)
より
乱落
(
はふりお
)
つる涙に浸れる灰色の
頬
(
ほほ
)
を、月の光は悲しげに
彷徨
(
さまよ
)
ひて、迫れる息は
凄
(
すさまし
)
く波打つ胸の響を伝ふ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
まび(塗)の例文をもっと
(1作品)
見る
間曳
(逆引き)
「おらの家じゃ、貧乏のくせに子供ばかり出来やがって、食わせることができねえから、こんど出来たら
間曳
(
まび
)
いちまうと言ってたよ」
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
食わせられないがために、生かしては置けないということ、そういう場合には
間曳
(
まび
)
いてしまうが、むしろ慈悲だという考えは、どうしてもお松に同意の余地を与えないものでありました。
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
まび(間曳)の例文をもっと
(1作品)
見る
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