“ほんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
本艦50.0%
本幹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
本艦ほんかん一令いちれいした推進螺旋スクルーなみつて進航しんかうはじめた。規律きりつたゞしき軍艦ぐんかん甲板かんぱん、かゝる活劇さわぎあひだでもけつしてその態度たいどみだやうことはない。
『えい、殘念ざんねんだ/\、此樣こんとき本艦ほんかん水兵すいへいうらやましい。』とさけんだまゝ、空拳くうけんつて本艦々頭ほんかんかんとう仁王立にわうだち轟大尉とゞろきたいゐ虎髯こぜん逆立さかだまなじりけて
軍艦ぐんかん! 軍艦ぐんかん! とわたくし何故なぜともなく二くちうち繰返くりかへうちに、端艇たんていはだん/\と本艦ほんかんちかくなる。
しこうして枝柯しかはなはだ盛んにして本幹ほんかんかえって弱きのいきおいを致せるに近しというべし。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)