“ふみだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
踏臺54.5%
踏台30.3%
蹈台12.1%
蹈臺3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
半分はんぶんたあとが、にしてざつ一斤入いつきんいれちやくわんほどのかさがあつたのに、何處どこさがしても、一片ひときれもないどころか、はて踏臺ふみだいつてて、押入おしいれすみのぞ
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
納屋の奥から苦労して、踏台ふみだいと縄を一本持ち出して来たんです。何をするのかと思っていると、入口の所に踏台をおいて、それに登ろうというのです。
桜島 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
と云って、すぽりと引込ひっこむ。——はてな、行燈が、かがみに化ける……と松崎は地の凸凹でこぼこする蹈台ふみだいの腰を乗出す。
陽炎座 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
なつはじめではあるけれども、よる時分じぶんるとうすさむいのに、細君さいくんしまのフランネルに絲織いとおり羽織はおり素足すあし蹈臺ふみだい俯着うツつけてる、へてへば、たか駒下駄こまげた穿いたので
山の手小景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)