“はるぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
春着45.0%
新年着20.0%
正月着15.0%
春衣10.0%
初春着5.0%
春著5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
春着はるぎで、元日ぐわんじつあたり、たいしてひもしないのだけれど、つきとあしもとだけは、ふら/\と四五人しごにんそろつて、神樂坂かぐらざかとほりをはしやいで歩行あるく。
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
中働なかはたらきのふくかねてあら/\心組こゝろぐみの、奧樣おくさま着下きおろしの本結城ほんゆふき、あれこそはものたのむなしう、いろ/\千葉ちば厄介やくかいなりたればとて、これを新年着はるぎ仕立したてゝつかはされし
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
それで当然あたりまえならば正月着はるぎの一つも拵えなければならぬ冬なかばに、またありもせぬ身の皮を剥いだり
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
春衣はるぎうめぐるぞかし。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
もう橋の上には、うららかな初日影を浴びて、清水へ初詣はつまいりにゆく初春着はるぎの女たちや、廻礼にあるく素袍すおう直垂衣ひたたれの人影が、ちらほら通っていた。
宮本武蔵:04 火の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春著はるぎ右のたもとに左の手
五百五十句 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)