“正月着”の読み方と例文
読み方割合
はるぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頼まれものゝ正月着はるぎの仕立に追われて、お君の夜を徹する日々が続いたが、ある夜更け、豹一がふと眼をさますと、スウスウと水洟をすする音がきこえ
(新字新仮名) / 織田作之助(著)
それで当然あたりまえならば正月着はるぎの一つも拵えなければならぬ冬なかばに、またありもせぬ身の皮を剥いだり
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
あわただしい年の暮、頼まれた正月着はるぎの仕立に追われて、夜をてっする日々が続いたが、ある夜更け、豹一がふと眼をさますと、スウスウと水洟みずばなをすする音がきこえ
(新字新仮名) / 織田作之助(著)