“にんじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ニンジヤウ
語句割合
人情70.0%
刃傷30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我等をして之にしんかしむる勿れ、実行上の一致のみがたのむに足るの一致なり、自身じしん主義しゆぎ実行じつかうし得ざる人は人情にんじやう秘密ひみつ会得くわいとくし得ざるが故に他をるゝ雅量がりようを有せず
時事雑評二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
ろうしよくのぞむは人情にんじやうつねなるかも、ひやくいたればせんをとねがせんにいたればまたまんをと諸願しよぐわんやすときなければこゝろつねやすからず、つら/\おもへば無一物むいちぶつほど氣樂きらくなるはあらざるべし
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
派手好きな鴈治郎は、刃傷にんじやうの場で思ひきり派手なき方をして舞台を巧くさらへてかうと註文をつけてゐたらしかつた。で、火熨斗ひのしをあてた白襦袢しろしやつのやうに、真青に鯱子張しやちこばつて舞台へ出た。