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とうきやう
樵夫を
僦ふて
僕を
索す、
此暗い
溪底に
僕の
死體が
横つて
居る、
東京へ
電報を
打つ、
君か
淡路君か
飛んで
來る、そして
僕は
燒かれてしまう。
子供が
片足づゝ
揚げて
遊ぶことを、
東京では『ちん/\まご/\』と
言ひませう。
土地によつては『
足拳』と
言ふところも
有るさうです。
勝手ばたらきの
女子ども
可笑しがりて、
東京は
鬼の
住む
處でもなきを、
土地なれねば
彼のやうに
怕きものかと、
美事田舍ものにしてのけられぬ。