“ちやうど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁度76.2%
恰度21.3%
三十0.8%
宛然0.8%
0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(今度も軽井沢かるゐざは寐冷ねびえを持ち越せるなり。)但し最も苦しかりしは丁度ちやうど支那へ渡らんとせる前、しもせきの宿屋に倒れし時ならん。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
今しも汽車が同じ列車に人々及び彼を乗せて石狩の野を突過してゆくことは、恰度ちやうど彼の一生のそれと同じやうに思はれたのである。
空知川の岸辺 (新字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「まあ、さうなの。ぢや私も言つてしまふわ。私かう見えても真実ほんとう三十ちやうどなのよ。」
それから横手よこてさかはうかゝつてると、るわ/\、打石斧だせきふが、宛然ちやうど砂利じやりいたやう散布さんぷしてる。
見るに寶永二年三月十五日の夜こく出生しゆつしやうしるありければ指折算ゆびをりかぞへ見るに當年ちやうど十一歳なりわすれもせぬ三月十五日の夜なるがお三婆はしきり落涙らくるゐしテモ御身は仕合しあはせ物なりとて寶澤がかほ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)