“ちようど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
丁度83.3%
恰度16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それもこのあたりの馬蝿ではない。丁度ちようど軽井沢の馬蝿のやうに緑色の目をした馬蝿だつた。
鵠沼雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
丁度ちようどあの事件のあつた頃である。その一文は、農業雑誌に載り、一万円の稿料を貰つた。思ひがけなかつた事だけに、富岡は、そのやうな才能もあつた自分に勇気づけられてゐた。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)
さうして、そのお祭の頃が、恰度ちようど花の方も見頃だとされてゐます。
果物の木の在所 (新字旧仮名) / 津村信夫(著)