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丁度
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ちようど
ふりがな文庫
“
丁度
(
ちようど
)” の例文
丁度
(
ちようど
)
普通
(
ふつう
)
の
小
(
ちひ
)
さな
波
(
なみ
)
について
濱
(
はま
)
に
於
(
おい
)
て
經驗
(
けいけん
)
する
通
(
とほ
)
りであるから、
此状態
(
このじようたい
)
になつてからは、
浪
(
なみ
)
といふよりも
寧
(
むし
)
ろ
流
(
なが
)
れといふべきである。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
「そんなことを云つても、論より証拠で、
丁度
(
ちようど
)
百日目の晩に怪しい影が映つたといふぢやないか。」と、兄は云つた。
影を踏まれた女:近代異妖編
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
それもこのあたりの馬蝿ではない。
丁度
(
ちようど
)
軽井沢の馬蝿のやうに緑色の目をした馬蝿だつた。
鵠沼雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
丁度
(
ちようど
)
あの事件のあつた頃である。その一文は、農業雑誌に載り、一万円の稿料を貰つた。思ひがけなかつた事だけに、富岡は、そのやうな才能もあつた自分に勇気づけられてゐた。
浮雲
(新字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
丁度
(
ちようど
)
イタリーの
南方
(
なんぱう
)
リパリ
群島中
(
ぐんとうちゆう
)
の
一火山島
(
いちかざんとう
)
たるヴルカーノ
島
(
とう
)
をローマの
鍛冶
(
かじ
)
の
神
(
かみ
)
たるヴルカーノの
工場
(
こうじよう
)
と
考
(
かんが
)
へたのと
同樣
(
どうよう
)
である。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
▼ もっと見る
併
(
しか
)
し彼はおせきを明るい月の前にひき出して、その光を恐れないやうな習慣を作らせようと決心して来たのであるから、それを
丁度
(
ちようど
)
幸ひにして、ふたりは連れ立つて歩き出した。
影を踏まれた女:近代異妖編
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
この
地震
(
ぢしん
)
の
時
(
とき
)
は、
丁度
(
ちようど
)
夏季休暇中
(
かききゆうかちゆう
)
であつたため、
一人
(
ひとり
)
の
生徒
(
せいと
)
もゐなかつたのであるが、
假
(
かり
)
に
授業中
(
じゆぎようちゆう
)
であつたとして、もしそれに
善處
(
ぜんしよ
)
せんとするならば
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
特
(
とく
)
にブラジルの
沿岸
(
えんがん
)
のでつぱりに
丁度
(
ちようど
)
割符
(
わりふ
)
を
合
(
あは
)
せたようにつぎ
合
(
あ
)
はされることを
氣附
(
きづ
)
かれるであらう。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
噴煙
(
ふんえん
)
が
間歇的
(
かんけつてき
)
に
起
(
おこ
)
ると、
時々
(
とき/″\
)
見事
(
みごと
)
な
煙輪
(
えんわ
)
が
出來
(
でき
)
る。
丁度
(
ちようど
)
石油發動機
(
せきゆはつどうき
)
の
煙突上
(
えんとつじよう
)
に
見
(
み
)
るように。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
度
常用漢字
小3
部首:⼴
9画
“丁度”で始まる語句
丁度好
丁度々々
丁度並木道