“みそぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三十路72.7%
三十18.2%
三十年9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
診察しんさつせし窒扶斯患者ちぶすくわんじや感染かんぜんして、しや三十路みそぢにたらぬわかざかりを北海道ほくかいだうつちしぬ
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
三十路みそぢえても、やつれても、いまそのうつくしさ。片田舍かたゐなか虎杖いたどりになぞにあるひととはおもはれません。
雪霊記事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
遍歴へめぐりていづくにか行くわがたまぞはやも三十みそぢに近しといふを
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
車輪のごときおおきさの、紅白段々だんだらの夏の蝶、河床かわどこは草にかくれて、清水のあとの土に輝く、山際に翼を廻すは、白の脚絆きゃはん草鞋穿わらじばき、かすりの単衣ひとえのまくり手に、その看板の洋傘こうもりを、手拭てぬぐい持つ手に差翳さしかざした、三十みそぢばかりの女房で。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「君はとしの頃三十年みそぢにやおはすらん。姿形など取立ててしるし置かんもいと無礼なめなれど、我が思ふ所のままをかくになん。色いと白う、面おだやかに少し笑み給へるさま、誠に三歳の童子もなつくべくこそ覚ゆれ。たけは世の人にすぐれて高く、肉豊かにこゑ給へばまことに見上るやうになん。」
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)