“みそぢ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三十路75.0%
三十16.7%
三十年8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ここの別当橋立寺とかねて聞けるはこれにやと思いつつ音ない驚かせば、三十路みそぢあまりの女の髪は銀杏返いちょうがえしというに結び、指には洋銀の戒指ゆびわして
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
手拭てぬぐい持つ手に差翳さしかざした、三十みそぢばかりの女房で。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
君はとしの頃三十年みそぢにやおはすらん。姿形など取立ててしるし置かんもいと無礼なめなれど、我が思ふ所のままをかくになん。
婦人と文学 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)