“たうぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
當然57.7%
陶然30.8%
島前3.8%
当然3.8%
逃禅3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手持てもち品物しなものならばなるたけはやこれさばかう、また手持てもち品物しなものなるたけすくなくしよう、ふことは當然たうぜん結果けつくわはなくてはならぬ。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
ほだの煙は「自然の香」なり、篠田の心は陶然たうぜんとして酔へり、「私よりも、伯母さん、貴女あなたこそ斯様こんな深夜おそくまで夜業よなべなさいましては、お体にさはりますよ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
伊豆あたりでも、烏賊釣の灯は美しいけれども、とてもあんなもんぢやありません。それに、島前たうぜんの地形が面白い。
談片 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
猫がゐるとすれば、当然たうぜんねずみもゐるだらうな
黙殺か。撲滅か。或は余子の小説集、一冊もいちに売れざるか。かず、すみやかに筆を投じて、酔中独り繍仏しうぶつの前に逃禅たうぜんの閑を愛せんには。昨の非を悔いこんを知る。なん須臾しゆゆ踟※ちちうせん。