“しつけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
83.3%
仕付6.9%
濕氣4.2%
教育2.8%
湿気1.4%
訓導1.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し氣の勝つた者なら、成る程この血のめぐりの惡さうな醜男をしつけといふ口實でからかつて見たくなることでせう。
それと同時に又なんのしつけをも受けていない芸なしの自分ではあるが、その自分が末造の持物になって果てるのは惜しいように思う。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
御三ばかりじゃない現に上品な仕付しつけを受けつつあると細君から吹聴ふいちょうせられている小児こどもですらこの傾向がある。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仕付しつけたとほめらるゝ日をまちて居るに、何処どこ竜宮りゅうぐうへ行かれて乙姫おとひめそばにでもらるゝ事ぞと
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
その奧に、七年の濕氣しつけちて、ボロボロになつた千兩箱が、十も積んであるのを發見したことは言ふ迄もありません。
空氣くうきめう濕氣しつけふくんでた。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
処女時代むすめじだいけたわたくし教育しつけというのは大体だいたいそんなもので、馬術ばじゅつのち三浦家みうらけ嫁入よめいりしてからならいました。
それにお綾さんはまたなかなかの美人であり、武家の家庭のことで教育しつけは充分、生まれつき怜悧れいりで、母人はまたよろしい方、今は瓦解をして士族になって、多少は昔の威光が薄くなっているけれども、まだまだ品格は昔のままである。
さつきから空の大半たいはん真青まつさをに晴れて来て、絶えず風の吹きかよふにもかゝはらず、ぢり/\人のはだ焼附やきつくやうな湿気しつけのある秋の日は
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
健の恁麽訓導しつけ方は、尋常二年には餘りに嚴し過ぎると他の教師は思つてゐた。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)