“しめりけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
湿気66.7%
濕氣25.0%
潤湿8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯、木蔭地こさぢ湿気しめりけにも似て、日の目も知らぬ淋しき半生に、不図天上の枝から落ちた一点の紅は其人である。
二筋の血 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
唯、木陰地こさぢ濕氣しめりけにも似て、日の目も知らぬ淋しき半生に、不圖天上の枝から落ちた一點の紅は其人である。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
梅雨期つゆどきのせいか、その時はしとしとと皮に潤湿しめりけを帯びていたのに、年数もったり、今は皺目しわめがえみ割れて乾燥はしゃいで、さながら乾物ひものにして保存されたと思うまで、色合、恰好かっこう、そのままの大革鞄を
革鞄の怪 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)