濕氣しめりけ)” の例文
新字:湿気
第十 常居ゐま濕氣しめりけすくな日當ひあたりよくしてかぜとほやうこゝろもちし。一ヶねん一兩度いちりやうどかなら天井てんじやうまたえんしたちりはらひ、寢所ねどころたかかわきたるはうえらぶべきこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
唯、木陰地こさぢ濕氣しめりけにも似て、日の目も知らぬ淋しき半生に、不圖天上の枝から落ちた一點の紅は其人である。
二筋の血 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
停車場から宿屋まで、僅か一町足らずの間に、夜風の冷に頥を埋めた首卷が、呼氣いき濕氣しめりけで眞白に凍つた。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)