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濕氣
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しつけ
ふりがな文庫
“
濕氣
(
しつけ
)” の例文
新字:
湿気
その奧に、七年の
濕氣
(
しつけ
)
に
朽
(
く
)
ちて、ボロボロになつた千兩箱が、十も積んであるのを發見したことは言ふ迄もありません。
銭形平次捕物控:203 死人の手紙
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
此の二三日
絲
(
いと
)
のやうな
小雨
(
こさめ
)
がひツきりなしに降續いて、
濕氣
(
しつき
)
は骨の
髓
(
ずゐ
)
までも
浸潤
(
しんじゆん
)
したかと思はれるばかりだ、柱も疊も惡く
濕氣
(
しつけ
)
て、
觸
(
さは
)
るとべと/\する。
青い顔
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
して
田舍者
(
ゐなかもの
)
と笑はれなと心の有たけかき
口説
(
くどき
)
また夫十兵衞に打向ひ
隨分
(
ずゐぶん
)
道中
(
だうちう
)
を用心して
濕氣
(
しつけ
)
に當り給はぬ樣娘の事は呉々も
能
(
よき
)
やうに
計
(
はか
)
らひ給へと
懇切
(
ねんごろ
)
に言
慰
(
なぐ
)
さめ互ひに
名殘
(
なごり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
平次は
襷
(
たすき
)
がけにはたきを持つて、
梅雨
(
つゆ
)
中閉ぢ込めた家の中の
濕氣
(
しつけ
)
と
埃
(
ほこり
)
を、威勢よく
掃
(
は
)
き出して居りました。
銭形平次捕物控:220 猿蟹合戦
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
空氣
(
くうき
)
は
妙
(
めう
)
に
濕氣
(
しつけ
)
を
含
(
ふく
)
んで
來
(
き
)
た。
虚弱
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
濕
部首:⽔
17画
氣
部首:⽓
10画
“濕”で始まる語句
濕
濕地
濕々
濕布
濕熱
濕生
濕聲
濕臭
濕衾
濕地熱