“さくねん”の漢字の書き方と例文
語句割合
昨年100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨年(さくねん)の秋(あき)鳥部寺(とりべでら)の賓頭盧(びんづる)の後(うしろ)の山(やま)に、物詣(ものまう)でに來(き)たらしい女房(にようぼう)が一人(ひとり)、女(め)の童(わらは)と一しよに殺(ころ)されてゐたのは、こいつの仕業(しわざ)だとか申(まを)して居(を)りました。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
何(なん)と……同(おな)じ事(こと)を昨年(さくねん)も見(み)た。……篤志(とくし)の御方(おかた)は、一寸(ちよつと)お日記(につき)を御覽(ごらん)を願(ねが)ふ。秋(あき)の半(なかば)かけて矢張(やつぱ)り鬱々(うつ/\)陰々(いん/\)として霖雨(ながあめ)があつた。三日(みつか)とは違(ちが)ふまい。
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
『可笑(をか)しい事(こと)を言(い)ひますね、昨年(さくねん)あんなに世話(せわ)になつた人(ひと)に會(あ)ひたいのは當然(あたりまへ)だらうと思(おも)ふ。』
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)