“こまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小松83.3%
小満津8.3%
子松4.2%
4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのうつくしいそらうばはれてゐたを、ふと一ぽん小松こまつうへすと、わたし不思議ふしぎなものでも見付みつけたやうに、しばらくそれにらした。
日の光を浴びて (旧字旧仮名) / 水野仙子(著)
父と一緒に蒟蒻嶋こんにゃくじまとか云う所の大黒屋と云う鰻屋へたびたび行ったことがあったので、今もその家があるかどうかを聞かしてみると、さあ、どうでございますやろ、小満津こまつなら聞いておりますがと
細雪:02 中巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
あしひきのやまかもたか巻向まきむくきし子松こまつにみゆきる 〔巻十・二三一三〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
巻向まきむく檜原ひはらもいまだくもゐねば子松こまつうれ沫雪あわゆき流る 〔巻十・二三一四〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
御預け申て段々御勘定ごかんぢやう致さんと申に隱居は是をきゝ偖々こまつ事哉ことかな先月なれば早速用立申さんに當月は霜月しもつきゆゑ何分なにぶん貸難かしがたく氣の毒なりと申を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)