“こだか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小高75.0%
木高16.7%
滹沱河2.8%
古高2.8%
小隆2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぱう小高こだか土手どてると、いまゝでいてかぜむだ。もやかすみもないのに、田畑たはたは一めんにぼうとして、日中ひなかはるおぼろである。
続銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
姫君はさう云ふ父母ちちははと一しよに、六の宮のほとりにある、木高こだか屋形やかたに住まつてゐた。六の宮の姫君と云ふのは、その土地の名前につたのだつた。
六の宮の姫君 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
四年正月、燕の先鋒せんぽう李遠、徳州とくしゅう裨将ひしょう葛進かっしん滹沱河こだかに破り、朱能しゅのうもまた平安の将賈栄かえい衡水こうすいに破りてこれとりこにす。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
然れども不幸にして先鋒せんぽう楊松、燕王のために不意を襲われて雄県ゆうけんに死し、潘忠はんちゅういたすくわんとして月漾橋げつようきょうの伏兵にとらえられ、部将張保ちょうほ敵に降りて其の利用するところとなり、遂に滹沱河こだかの北岸におい
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
仮名でその実は江州の浪人古高こだか俊太郎と云ひ、八月十八日の政変に就て、深く中川宮と松平容保かたもりを怨み、烈風の日を待つて、火を御所の上手に放ち、天機奉仕に参朝する中川宮を始め奉り
鼻の穴まで黒くしているが、その鼻すじは、ちんまりと小隆こだかく、どこか母の常磐を思わせるところもあった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)