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くつわむし
ふりがな文庫
“くつわむし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:
クツワムシ
語句
割合
轡虫
90.5%
轡蟲
4.8%
聒々児
4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
轡虫
(逆引き)
座敷がしんとして庭では
轡虫
(
くつわむし
)
が鳴き出した。居間の時計がねむそうに十時をうったから一通り霊前を片付けて床に入った。
祭
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
くつわむし(轡虫)の例文をもっと
(19作品)
見る
轡蟲
(逆引き)
轡蟲
(
くつわむし
)
は
闇
(
くら
)
いなかへ
放
(
はな
)
たれゝば、
直
(
たゞち
)
に
聲
(
こゑ
)
を
揃
(
そろ
)
へて
鳴
(
な
)
く。
土地
(
とち
)
で
其
(
そ
)
れが一
般
(
ぱん
)
にがしや/\といふ
名稱
(
めいしよう
)
を
與
(
あた
)
へられて
居
(
ゐ
)
るだけ
喧
(
やかま
)
しく
只
(
たゞ
)
がしや/\と
鳴
(
な
)
く。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
はそれでも
疊
(
た々み
)
の
上
(
うへ
)
に
射
(
さ
)
し
込
(
こ
)
む
光
(
ひかり
)
を
厭
(
いと
)
うて
廂
(
ひさし
)
に
近
(
ちか
)
く
筵
(
むしろ
)
を
吊
(
つ
)
る。
歪
(
ゆが
)
んだ
戸
(
と
)
がぎし/\と
鳴
(
な
)
るのにそれが
彼等
(
かれら
)
の
西瓜
(
すゐくわ
)
や
瓜
(
うり
)
の
畑
(
はたけ
)
を
襲
(
おそ
)
ふ
頃
(
ころ
)
であれば
道端
(
みちばた
)
の
草村
(
くさむら
)
から
轡蟲
(
くつわむし
)
を
捕
(
と
)
つて
行
(
い
)
つて
雨戸
(
あまど
)
の
隙間
(
すきま
)
から
放
(
はな
)
つ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
くつわむし(轡蟲)の例文をもっと
(1作品)
見る
聒々児
(逆引き)
まるで
聒々児
(
くつわむし
)
の鳴くようにやかましい女の声である。石田が声の方角を見ると、花壇の向うの畠を
為切
(
しき
)
った、南隣の生垣の上から顔を出している四十くらいの女がいる。
鶏
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
くつわむし(聒々児)の例文をもっと
(1作品)
見る
“くつわむし”の意味
《名詞》
くつわむし 【轡虫】
バッタ目キリギリス科の昆虫。体色は緑色または褐色で、翅は幅広い。雄はガチャガチャと鳴く。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
がちやがちや
クツワムシ