トップ
>
『祭』
ふりがな文庫
『
祭
(
まつり
)
』
毎年春と秋と一度ずつ先祖祭をするのがわが家の例である。今年の秋祭はわが帰省中にとの両親の考えで少し繰り上げて八月某日にする事ときめてあったが、数日来のしけで御供物肴がないため三日延びた。その朝は早々起きて物置の二階から祭壇を下ろし煤を払い雑 …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第三巻第二号」1899(明治32)年11月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約6分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
冬瓜
(
とうが
)
糞
(
ふん
)
三宝
(
さんぼう
)
榊台
(
さかきだい
)
黴臭
(
かびくさ
)
鬢
(
びん
)
雑巾
(
ぞうきん
)
轡虫
(
くつわむし
)
西瓜
(
すいか
)
茄子
(
なす
)
煤
(
すす
)
水引
(
みずひき
)
檜扇
(
ひおうぎ
)
棗
(
なつめ
)
拍手
(
かしわで
)
御拝
(
ごはい
)
布巾
(
ふきん
)
小豆
(
あずき
)
叺
(
かます
)
口鬚
(
くちひげ
)
供物
(
くもつ
)
人蔘
(
にんじん
)