“ぎやうずゐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
行水100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「はつと思つたが、あの蝠女ふくぢよといふのが見張つて居て、暫らく動けやしません。我慢をして、ヂツと物蔭から見て居ると、大膳坊は引つ込んで、今度は蝠女の行水ぎやうずゐが始まつた」
はやくお這入はいりといふに太吉たきちさきてゝ源七げんしち元氣げんきなくぬつとあがる、おやおまへさんおかへりか、今日けふんなにあつかつたでせう、さだめてかへりがはやからうとおもうて行水ぎやうずゐかしておきました
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
二時やつさがりに松葉まつばこぼれて、ゆめめて蜻蛉とんぼはねかゞやとき心太ところてんおきなこゑは、いち名劍めいけんひさぐにて、打水うちみづ胡蝶てふ/\おどろく。行水ぎやうずゐはな夕顏ゆふがほ納涼臺すゞみだい縁臺えんだい月見草つきみさう
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)