“源七”の読み方と例文
読み方割合
げんしち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はやくお這入はいりといふに太吉たきちさきてゝ源七げんしち元氣げんきなくぬつとあがる、おやおまへさんおかへりか、今日けふんなにあつかつたでせう、さだめてかへりがはやからうとおもうて行水ぎやうずゐかしておきました
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
樋口一葉ひぐちいちよう女史の「にごり江」のうちにも、源七げんしちの家の夏のゆう飯に、冷奴に紫蘇の香たかく盛り出すというくだりが書いてあって、その場の情景が浮き出していたように記憶している。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)