トップ
>
かけぬ
ふりがな文庫
“かけぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
駈抜
58.3%
駈拔
16.7%
駈脱
8.3%
馳抜
8.3%
駆脱
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駈抜
(逆引き)
あるときなど夕暮れ近くなって矢も尽きかけた二人が——二人の馬は供の者を
遙
(
はる
)
かに
駈抜
(
かけぬ
)
いていたので——一群の狼に囲まれたことがある。
李陵
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
かけぬ(駈抜)の例文をもっと
(7作品)
見る
駈拔
(逆引き)
駈拔
(
かけぬ
)
く「時」をやらじとばかり、齒にて
引留
(
ひきとゞ
)
む。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
かけぬ(駈拔)の例文をもっと
(2作品)
見る
駈脱
(逆引き)
あ、
痛
(
い
)
たッ、何でい、わーい、という声が
譟然
(
がやがや
)
と入違って、友達は皆道草を喰っている中を、私一人は
駈脱
(
かけぬ
)
けるようにして
側視
(
わきみ
)
もせずに
切々
(
せっせ
)
と帰って来る。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
後
(
あと
)
からパタパタと
追蒐
(
おっか
)
けて来るのは、雪江さんに
極
(
きま
)
ってる。玄関で
追付
(
おっつ
)
いて、何を
如何
(
どう
)
するのだか、キャッキャッと騒ぐ。松が
敵
(
かな
)
わなくなって、私の部屋の前を
駈脱
(
かけぬ
)
けて台所へ逃込む。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
かけぬ(駈脱)の例文をもっと
(1作品)
見る
▼ すべて表示
馳抜
(逆引き)
或は笑いさざめき
乍
(
なが
)
ら、或は高く小手をかざしながら、ぽかんと
佇立
(
つった
)
った鷺太郎の前を
馳抜
(
かけぬ
)
ける時の、美少女の群の中からは、確かに磯の香ではない、甘い、仄かな、乙女のかおりが
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
かけぬ(馳抜)の例文をもっと
(1作品)
見る
駆脱
(逆引き)
七八
間先
(
けんさき
)
を
小
(
こ
)
きざみに
往
(
い
)
く
渋蛇
(
しぶじゃ
)
の
目
(
め
)
の
横
(
よこ
)
を、一
文字
(
もんじ
)
に
駆脱
(
かけぬ
)
けたのも
束
(
つか
)
の
間
(
ま
)
、やがて
踵
(
くびす
)
を
返
(
かえ
)
すと、
鬼
(
おに
)
の
首
(
くび
)
でも
取
(
と
)
ったように、
喜
(
よろこ
)
び
勇
(
いさ
)
んで
駆
(
か
)
け
戻
(
もど
)
った。
おせん
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
かけぬ(駆脱)の例文をもっと
(1作品)
見る
検索の候補
かけぬけ