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駈脱
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かけぬ
ふりがな文庫
“
駈脱
(
かけぬ
)” の例文
あ、
痛
(
い
)
たッ、何でい、わーい、という声が
譟然
(
がやがや
)
と入違って、友達は皆道草を喰っている中を、私一人は
駈脱
(
かけぬ
)
けるようにして
側視
(
わきみ
)
もせずに
切々
(
せっせ
)
と帰って来る。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
後
(
あと
)
からパタパタと
追蒐
(
おっか
)
けて来るのは、雪江さんに
極
(
きま
)
ってる。玄関で
追付
(
おっつ
)
いて、何を
如何
(
どう
)
するのだか、キャッキャッと騒ぐ。松が
敵
(
かな
)
わなくなって、私の部屋の前を
駈脱
(
かけぬ
)
けて台所へ逃込む。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
駈
漢検準1級
部首:⾺
15画
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
“駈”で始まる語句
駈
駈出
駈落
駈引
駈込
駈上
駈足
駈寄
駈下
駈付