“おひや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冷水76.9%
追遣15.4%
冷飯7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岸本は自分の部屋へ行ってからも、胸の中にき上って来る感動をおさえることが出来なかった。丁度節子は酔っている叔父のために冷水おひやを用意して来た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
あてがひてあそびに追遣おひやあとには娘おくま番頭ばんとうちう髮結かみゆひせい三郎ともに入込いりこみ下女のおひさお菊もおつね仕込しこまれ日毎に酒宴しゆえん相手あひてをなしたりしが或日おつねきん出して下男げなん云付いひつけさけさかな
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
起きようと寝ようと勝手次第、おまんまを食べるなら、冷飯おひやがあるから茶漬にしてやらっせえ、水を一手桶ておけんであら、いか、そしてまあ緩々ゆっくりと思案をするだ。
葛飾砂子 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)