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冷水
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おひや
ふりがな文庫
“
冷水
(
おひや
)” の例文
お
美味
(
いし
)
い
冷水
(
おひや
)
を何杯も何杯も
御馳走
(
ごちそう
)
して下すった上に、妾の話をスッカリ聞いて下すって、色んな事を云って聞かせて下すったのよ。
狂人は笑う
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
岸本は自分の部屋へ行ってからも、胸の中に
湧
(
わ
)
き上って来る感動を
制
(
おさ
)
えることが出来なかった。丁度節子は酔っている叔父のために
冷水
(
おひや
)
を用意して来た。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「お嬢様、
例
(
いつぞ
)
の花売の娘が参っております。若様、もうお忘れ遊ばしたでしょう、
冷水
(
おひや
)
は毒でございますよ。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
(お暑いんですから、
冷水
(
おひや
)
がお
宜
(
よろ
)
しいかも知れません。それだと直きそこに綺麗なのが
湧
(
わ
)
いていますけれども、こんな時節には蛇が来て
身体
(
からだ
)
を
冷
(
ひや
)
すと申しますから。……)
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
いきなり
冷水
(
おひや
)
を、とも言いかねましたけれど、そのうちに、永洗の、名もいいんですのね、『たそがれ』の島田に、むら雨のかかる処だの、上杉先生の、結構なお墨の色を見ましたら、実は
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
「
冷水
(
おひや
)
が可いぜ、
汲立
(
くみたて
)
のやつを持って来てくんねえ、後生だ。」
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「おかみさん、ちょいと、あの、それより
冷水
(
おひや
)
を。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ここへ、
冷水
(
おひや
)
をお置き申します。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
酔ぱらいさん、さあ、
冷水
(
おひや
)
。
紅玉
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
酔
(
よっ
)
ぱらひさん、さあ、
冷水
(
おひや
)
。
紅玉
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
冷水
(
おひや
)
を下さい。」
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「
冷水
(
おひや
)
を
下
(
くだ
)
さい。」
雪霊記事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
“冷水”の意味
《名詞》
(れいすい、ひやみず)冷たい水。
「ひやみず」参照。
(出典:Wiktionary)
冷
常用漢字
小4
部首:⼎
7画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“冷水”で始まる語句
冷水浴
冷水摩擦
冷水灌漑