“おじい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
祖父46.7%
老爺22.2%
御爺20.0%
御祖父4.4%
2.2%
爺父2.2%
老父2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アノ祖父おじいちゃんはね、恐ろしく怒ってるよ、お祖父ちゃんはね、アノんなやくざな者は無い、駄目だって、アノ芸妓げいしゃや何かに、アノ迷って
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「云はんことか、お伊勢様のばちだ」と、宇賀の老爺おじいは小声でつぶやいておりましたが、やがて大祓おおばらいことばとなえだしました。
宇賀長者物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
修行時代しゅぎょうじだいには指導役しどうやく御爺おじいさんがわきから一々面倒めんどうてくださいましたかららくでございましたが、だんだんそうばかりもかなくなりました。
けれども惣体そうたいがいかにも落ちついて、すべるように楽しんで僕の前を流れて行きました。僕は静かにその影を見送って、御祖父おじいさんの若い時分の話というのを思い出しました。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ズバリと見抜いてしまやアがった。全体どういうおじいだろう? 謎のような事を
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
それからもう一つは、あのお松の爺父おじいさんというのを切った奴、それを探してやりたいんで。
大菩薩峠:08 白根山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「それをあたくしが知りますものかね。老父おじいさんが御存じじゃありませんか。」