“おしこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
押籠44.2%
押込27.9%
推込14.0%
幽閉7.0%
唖子2.3%
圧込2.3%
監禁2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
んでもないこと——、御新造様は今晩、御領地の信州へ、通し駕籠かごれて行かれ、一生其処そこ押籠おしこめられるので御座います」
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「覆面に顏を隱して、人の家へ押込おしこまうと言ふ太い奴が、首筋の赤い痣を隱すことを知らないとはどういふわけだ」
銭形平次捕物控:124 唖娘 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
親の権威を笠にかおをして笠にて、其処ン処は体裁よく私を或型へ推込おしこもうと企らむだろう。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
天守てんしゆ主人あるじは、御身おみ内儀ないぎ美艶あでやかいろ懸想けさうしたのぢや。もない、ごふちから掴取つかみとつて、ねやちか幽閉おしこめた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「日野のお館に生れた嬰児ややは、唖子おしこじゃそうな」と、噂された。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
我は幽欝ゆうゝつなる汝の栖所すみか圧込おしこめられ
失楽 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
つぼねあらそいというのはよくあることだから染岡が大井の寵をねたみ、相手の力をそぐために、じぶんの局へでも引きこんで監禁おしこめてあるのではないかと思い、奥年寄の老女に命じて