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うはざうり
ふりがな文庫
“うはざうり”の漢字の書き方と例文
語句
割合
上草履
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上草履
(逆引き)
其後
(
そののち
)
患者は入れ代り立ち代り出たり
入
(
はい
)
つたりした。自分の病氣は日を積むに從つて次第に快方に向つた。仕舞には
上草履
(
うはざうり
)
を
穿
(
は
)
いて廣い廊下をあちこち散歩し始めた。
変な音
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
冷
(
ひ
)
え/″\として
硝子
(
がらす
)
のそとに、いつからか
糸
(
いと
)
のやうに
細
(
こま
)
かな
雨
(
あめ
)
が
音
(
おと
)
もなく
降
(
ふ
)
つてゐる、
上草履
(
うはざうり
)
の
靜
(
しづ
)
かに
侘
(
わ
)
びしい
響
(
ひゞき
)
が、
白衣
(
びやくえ
)
の
裾
(
すそ
)
から
起
(
おこ
)
つて、
長
(
なが
)
い
廊下
(
らうか
)
を
先
(
さき
)
へ/\と
這
(
は
)
うて
行
(
ゆ
)
く。
悔
(旧字旧仮名)
/
水野仙子
(著)
上草履
(
うはざうり
)
の
爪前
(
つまさき
)
細
(
ほそ
)
く
嬝娜
(
たをやか
)
に
腰
(
こし
)
を
掛
(
か
)
けた、
年若
(
としわか
)
き
夫人
(
ふじん
)
が、
博多
(
はかた
)
の
伊達卷
(
だてまき
)
した
平常着
(
ふだんぎ
)
に、お
召
(
めし
)
の
紺
(
こん
)
の
雨絣
(
あまがすり
)
の
羽織
(
はおり
)
ばかり、
繕
(
つくろ
)
はず、
等閑
(
なほざり
)
に
引被
(
ひつか
)
けた、
其
(
そ
)
の
姿
(
すがた
)
は、
敷詰
(
しきつ
)
めた
絨氈
(
じうたん
)
の
浮出
(
うきい
)
でた
綾
(
あや
)
もなく
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
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(8作品)
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