“あいじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藍地50.0%
愛兒25.0%
愛児25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十九ばかりの品のあるお嬢さんが、しっとり寂しいほど、着痩きやせのした、しまお召に、ゆうぜんの襲着かさねぎして、藍地あいじ糸錦の丸帯。
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
かれ煙管きせるにすることが慾念よくねんわす方法はうはふでないことをつて、かれ丁度ちやうど他人たにんたいするある憤懣ふんまんじやうからてつけに自分じぶん愛兒あいじしたゝかにゑるもののやうに羅宇らうつぶした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そうするうちにポックリと、てんにもにもかけがえのない、一粒種ひとつぶだね愛児あいじ先立さきだたれ、そのままわたくしはフラフラとがふれたようになって、なん前後ぜんごかんがえもなく、懐剣かいけんのどいて