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慾念
ふりがな文庫
“慾念”の読み方と例文
読み方
割合
よくねん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よくねん
(逆引き)
実に当然の
教
(
おしえ
)
であるが、かく述べられた太子の心底には、醜怪な政争や人間の無残な
慾念
(
よくねん
)
が、地獄絵のごとく映じていたのでもあろうか。
大和古寺風物誌
(新字新仮名)
/
亀井勝一郎
(著)
お前さんの
慾念
(
よくねん
)
が深いからだ、だが、災難はもうすぎたらしい、これから杭州に帰って、修身立命の人にならなくてはいけない、もし再びこんなことがあったら
蛇性の婬 :雷峰怪蹟
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
血気な男が、かかる折から、おのずから猟奇と好色の
慾念
(
よくねん
)
が
跳
(
おど
)
って、年の頃人の妻女か、素人ならば手で
情
(
なさけ
)
を通わせようし、
夜鷹
(
よたか
)
ならば
羽掻
(
はがい
)
をしめて抱こうとしたろう。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
慾念(よくねん)の例文をもっと
(4作品)
見る
慾
漢検準1級
部首:⼼
15画
念
常用漢字
小4
部首:⼼
8画
“慾”で始まる語句
慾
慾張
慾得
慾目
慾望
慾心
慾情
慾気
慾深爺
慾張婆
“慾念”のふりがなが多い著者
亀井勝一郎
長塚節
泉鏡花
田中貢太郎