『小さいアルバム（ちいさいアルバム）』

せっかくおいで下さいましたのに、何もおかまい出来ず、お気の毒に存じます。文学論も、もう、あきました。なんの事はない、他人の悪口を言うだけの事じゃありませんか。文学も、いやになりました。こんな言いかたは、どうでしょう。「かれは、文学がきらいな …

著者	太宰治
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出	「新潮」1942（昭和17）年7月
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約16分（500文字/分）
朗読目安時間	約27分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

放（ぱな） 汚（きた） 唐突（とうとつ） 此（こ） 彷徨（ほうこう） 田舎（いなか） 滑稽（こっけい） 痩（や） 癇癖（かんぺき） 矢庭（やにわ） 筈（はず） 紺絣（こんがすり） 自惚（うぬぼ） 蒲田（かまた） 蛍（ほたる） 蟄居（ちっきょ） 襟（えり） 襦袢（じゅばん） 謂（い） 貼（は） 軽蔑（けいべつ） 鏡花（きょうか） 鞄（かばん） 頬杖（ほおづえ） 頭（かしら） 颯爽（さっそう） 駱駝（らくだ） 容（い） 乏（とぼ） 井（い） 卑怯（ひきょう） 同棲（どうせい） 呆（あき） 呻（うめ） 唸（うな） 嘗（な） 四万（しま） 孔雀（くじゃく） 生憎（あいにく） 手許（てもと） 掏摸（すり） 散逸（さんいつ） 殴（なぐ） 気障（きざ） 淋（さび） 湧（わ） 三鷹（みたか） 熊笹（くまざさ）